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医療情報「腰や足、お尻などのしびれや痛みにご用心」

その違和感、早めにご相談を。もしかしたら大きな病気のサインかもしれません。

気になる場合はお気軽に整形外科外来を受診してください。

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腰や足、お尻のあたりに「しびれや痛み」などの症状はありませんか?

九州沖縄地区の調査結果では、整形外科を受診された50歳以上の患者さんのうち、腰や足、お尻のあたりにしびれや痛みのある患者さんは約52.9%となっています。そのうち48.7%に腰部脊柱管狭窄症が疑われました。

しびれや痛み、重大な病気のサインかもしれません→


腰部脊柱管狭窄症の症状とは

腰部脊柱管狭窄症になった場合、歩いてしばらくすると、あるいはしばらく立っていると、腰や足、お尻のあたりにしびれや痛み、まただるくなる等の症状が出てきます。
しかし、この症状は前屈みの姿勢で休むと楽になり、また歩けるようになるのです。この場合、しびれが足から上に向かってしびれ、立ったまま休んでもしびれが治まるという場合には閉塞性動脈硬化症という病気が考えられます。
背骨のうち、首から腰のあたりの椎骨には穴があり、それらがつながって脊柱管という管状の空間を形成し、神経や血管の通り道になっています。この脊柱管の中を通っている神経は、足先までつながっています。

腰部脊柱管狭窄症の身体への影響とは

腰部脊柱管狭窄症では、腰のあたり(腰椎)で、神経の通り道である脊柱管が主に加齢により狭くなり、足へ向かう神経が圧迫を受けます。同時に血管も圧迫され、神経へ送られる血液も少なくなります。
そのため、神経の通る部分に沿うように腰や足、お尻のあたりにしびれや痛みの症状また頻尿、歩行時の催尿感、便秘などの膀胱直腸障害が出てくるのです。

腰部脊柱管狭窄症の治療方法とは

治療は薬物療法、神経ブロック療法、装具療法、運動療法で治療しますが、前記の膀胱直腸障害や歩行困難が強くなった場合は、椎弓切除術、開窓術、また場合により椎骨を金属で固定する手術も行われます。


↑違和感を感じられたら、どうぞお早めにご相談ください。