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医療情報「正しく知ってる?尿失禁の種類と治療」

尿失禁でお困りの患者さんへ

尿失禁とはどのような症状でしょう。正しい知識を得る事は、尿失禁の対処法にもつながります。心当たりのある方も、今はまだ自覚症状の無い方も、この特集記事を通じて「正しい知識と対処法」を身につけましょう。 治療次第では、尿失禁から解放された生活をおくることができます。

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尿失禁とはどのような症状か

    尿失禁とは自分の意志とは関係なく尿が出ることをいいます。乳児の尿失禁は膀胱に対する大脳の制御が不十分であるために、膀胱に尿が溜まると反射性に膀胱が縮むためにおきるものです。しかし、15歳までにはほとんどの人が神経系の発達とともに大脳に統率された膀胱となり、自己の意識で常に排尿を制御できるようになり尿失禁はなくなります。ところが、再び尿失禁になることがあります。大人の尿失禁はいくつかの種類がありますが、多くは切迫性尿失禁と腹圧性尿失禁です。

切迫性尿失禁の正しい知識と対処法

    切迫性尿失禁とは尿をしたいと思った瞬間から急に排尿を我慢できないほどの強い尿意となり、トイレに間に合わないで漏れてしまう状態です。過活動膀胱という病的な膀胱の症状です。
    過活動膀胱は男女ともに加齢とともに罹患者が増加していき、頻尿を伴っていることが多いようです。起きている間に8回以上、寝ている間に1回以上覚醒して排尿することを頻尿といいます。原因が明確なものと不明なものがありますが、いずれにせよ日常の生活に困る時は坑コリン剤という膀胱容量を大きくする薬を飲む必要があります。しかし、坑コリン剤は効果が高い薬ですが多様な副作用があり服用には注意が必要です。

圧倒的に女性に多い腹圧性尿失禁とは?

    腹圧性尿失禁とは、咳、くしゃみ、笑う、跳ねるなどで腹圧がかかった瞬間に少量の尿漏れがおこる状態です。圧倒的に女性に多い尿失禁です。解剖学的に男性に比較して尿道が短い、前立腺がないというのが理由です。膀胱の出口と尿道を絞めて尿が漏れないようにしている尿道括約筋が疲労し弛んでしまうことが尿失禁の原因です。たくさん出産した人や腹圧をかけることが多い人になりやすいようです。腹圧性尿失禁は尿が膀胱にたくさん溜まっている時に起きやすいですが、切迫性尿失禁のような強い尿意は感じず、尿意とは無関係に起こります。薬で治すよりは尿道括約筋を鍛える骨盤底筋体操がお勧めです。しっかり体操をすれば8割以上で治ります。

尿失禁の治療でイキイキとした生活を

    尿失禁は加齢とともに増加しますが、年のせいと諦めずに治療をすることで社会性も維持ができ快活な老後となるでしょう。おむつは無用です。